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補助金制度についての続き(2)
夢を創る建築屋DC建設の増田です。
先日からリフォームの補助金についてお話していますが、もう一つ大きい補助金が出るリフォームに耐震補強工事があります。
この工事は耐震診断をして補強が必要と認定された構造体に、適切な補強をする工事です。
但し、違法建築でないってことが大前提になりますので注意が必要です。
都会(特に大阪市内)の15年以上前の建売は、違法建築が当たり前のように売られていた時代であったことや、現在のような中間検査や完了検査がきちんと機能していなかったため、15年以上前に建売を買われた人の家は違法建築の可能性があります。
違法建築だからといって、家が傾いてきたり大地震で倒壊してしまうって事ではありません。
みなさんよく勘違いするのですが、違法建築と欠陥住宅は全く別のものです。
ここで言っている違法建築とは、建蔽率(土地に対しての建物の大きさ)や容積率(土地に対しての延床面積の大きさ)の違反であったり、斜線規制などの違反をしている建物のことです。
一方欠陥住宅とは、主たる構造物に欠陥があり、倒壊や半壊のおそれがあるため生活できないとか、雨漏りや水漏れなど生活に支障をきたす瑕疵があるとか、その他のことでも設計図書と異なる材料を使っていたり、またひどい時には見えない箇所の断熱材を省いたりするような明らかに施工業者の手抜き工事が発見された住宅のことを言います。
ですから、違法建築=欠陥住宅ではありませんので、その点はご安心ください。
少し話が横道にそれましたが、違法建築でない家の耐震診断をする費用やそれに伴う耐震補強工事には補助金が出ます。
各自治体によって補助金の額は異なりますので、大地震がきても大丈夫かな?と考えている人がいれば、一度弊社まで御相談ください。