スタッフブログ
堺区 南花田口町 Jビル 水漏れ改修工事を行いました。
夢を創る建築屋DC建設の増田です。
以前お世話させて頂いた飲食業のオーナー(本業は飲食業で副業としてレンタルオフィスを作られました。その時お手伝いさせていただきました。)
から本業の飲食店が入っているJビルのオーナー企業を紹介していただきました。
Jビルのオーナー企業はメンテや管理をきちんと安くしてくれる建築会社を探していらっしゃったみたいで
Jビルが弊社からも私の自宅からも近く、何かあった時に直ぐに対応できるのでちょうどいいと言うことで気に入って頂きました。
紹介して頂いた時に困っていらっしゃったのは、2階テナントの天井から水がポタポタと・・・漏水していることでした。
最初メンテをしている大手ビル管理会社に調査を依頼されたそうですが
ビル管理会社が現場に行った時には既に漏水が止まっており原因不明でろくな調査もせずに帰ってしまったらしいです。
その次の日私と協力業者の水道屋さんで現地調査に行きました。
その時も漏水しておらず、かすかに漏水したあとが残っている感じでした。
パイプスペース伝いに水が落ちてきているのは確かだったのですが、残念ながらどこの店からと言うのは特定できませんでした。
また漏水の一報が入ったら、すぐに連絡下さい。と伝えてその日は帰りました。
それから2~3日後、また漏水したとの事でその日の夕方現地調査に行きました。
漏水しているお店はすぐに特定できましたが、まだ原因が分からないです。
給水からの漏水であれば配管の中に水圧が掛かっているので、ずっと漏水の症状が出るはずです。
だから原因としては考えにくい。。。
排水は?排水の配管が損傷していてそれが漏水の原因であるならば、キッチンや便所の排水を使う度に漏水するはず。
2日~3日症状が出ないのはおかしい。。便所やキッチンの床を水洗いしたからその日だけ漏水したのでは?と思い
便所やキッチンの床を見ましたが塩ビシートで仕上がっていて
そもそも土間排水がないから水洗いできない。。。
原因は何か?う~ん・・・と考えていると、お店に製氷機メーカーのホシザキさんのメンテの方が来られ、ピーンときました。
もしかして製氷機壊れてます?壊れてはないですが、排水が詰まっていて床が水で塗れてたことが1度あったのでメンテをお願いしたんです。
最初にお店に来た日に何か変わったことは無かったか質問した時に答えて欲しかったぁ・・
私も水道屋さんも原因はこれだな。
と思い床の上から出来る応急処置的なことは全て行い、また様子を見て頂くことにしました。
これが原因なら漏水自体はもうなくなるはずです。
10日経っても漏水しなかったのでやはりこれが原因だったみたいです。
そもそも床下の配管が通常では考えられない施工をしており、排水が詰まりやすい施工をしていました。
Jビルのオーナー企業にきちんと直してほしいと言われお店が休みの日、1日で床をばらして、配管を直して、床を復旧する工事を受注しました。
それらの写真がこちらです。
右側シンクの奥が製氷機です。
通常は、配管が床よりも上に立ち上がっていて、その配管に製氷機のホースを繋ぐのですが、配管自体が床よりも下になっていたため、製氷機のホースが抜けやすい状態でした。
床よりも配管を立ち上げ、漏水が起こらないように施工しました。
また、もともと床下点検口はあったのですが、床の下地をまたいでいたため
体を床に潜り込ますのも難しい状態だったので、新しくしっかりと点検作業ができる位置に点検口を設けました。
床の仕上げ材は長尺塩ビシートだったんですが、過年のため同じものがなかったので、現在ある一番近いもので復旧いたしました。