マンションのリノベーションを行いました。

今回の改修計画図面です。（クリックすると画像が大きくなります）

【お客様のご要望】

• 和室を洋室の仕様に変えたい
• ウォークインクローゼットを設けたい。
• キッチンの交換と、吊戸を撤去して解放感が欲しい
• ゴルフの練習ができるスペースを確保したい。

【弊社の取り組み】

「畳を撤去し、段差のないフローリング仕上げに」

元来リビングよりも和室のフロアレベルの方が高かったのですが、折角床を貼り替えるのであればリビングから一続きのフラットな床にしようと、それに必要な敷居と建具の変更もご提案しました。

両開きの襖戸から３枚連動引戸に変えて、以前よりも開口が広くなったことにより、全てオープンにすると一室の広いLDKのようにもなります。

和室ならではの杉柾天井に加えて押入の建具も変更したので、和室の名残は残さず完全に洋室の仕様にリノベーションしています。

少し大きめな押入は、布団などを収納できるスペースを確保して残りは枕棚とハンガーパイプのあるクローゼットの仕様にしたいとご希望いただいたので、収納内部に新たに仕切りを設けてそのように造作しています。３枚連動の建具を閉めると仕切りごと見えなくなり、機能性も十分にすっきりとした室内を演出しています。

「間仕切りを大きく変更してウォークインクローゼットとシュークロークを増設」

現地調査時にお伺いした際に、間仕切りの変更についてはあまりイメージが湧いていないんですが、とウォークインクローゼットが欲しい事、また玄関の小さい下駄箱を撤去して大きい下駄箱に変えたい事をご相談いただきました。

そちらのプランニングはお任せいただき、何パターンかの変更案の中から上記の通り、ウォークインクローゼットとシュークロークを設けるプランとなりました。

シュークロークに関しては十分な収納力はもちろん、元来ご希望であった下駄箱の役目も果たすように玄関側からも使えるように建具を設けた少し特殊な形としています。

「キッチンの交換と周りの造作」

キッチンの交換に伴って、吊戸は撤去しても構わないので壁も撤去して解放感が欲しい、また料理中の手元は見えないほうが理想的だとお伺いしたので、それも鑑みて計画しています。

キッチン上部はもともと下がり天井になっており、それを生かしたアクセントクロスを用いての意匠に致しました。

キッチン背面の壁には、元来と同じようにカウンターを設けて、カウンター下には新たに扉付きの収納を造作しています。

また、パントリーもあれば嬉しいけれどもスペース的に厳しいよね、と打診いただいていましたのでそちらは廊下に設けています。

「奥の洋室は一部屋にして十分なスペースを」

旦那様が室内でゴルフの練習をなさっており、リノベーション前は居室で足りないスペースを収納の扉を開ける事でなんとか確保されているとお伺いしましたので、収納は収納、練習できるスペースはそのように。用途によって区画をしっかり分けても機能することを念頭に置いて部屋割りをご提案しました。

今回のように、生活スタイルに合わせて部屋数を一つ減らして収納やその他に十分なスペースを充てる事例は最近多い施工となります。

イメージが沸いていなくとも、できうる限りご希望に添うプランをご提案致しますので、今回のようにひとまずお悩みをお伺いできれば幸いです。

【工事内容】

• 解体工事
• 大工工事
• 内装工事
• 電気設備工事
• 空調設備工事
• 給排水設備工事
• 美装工事

それではビフォーアフターの写真をご紹介します。